防犯性の高いおすすめの鍵について解説!補助鍵や鍵を取り付ける際の注意点も紹介

防犯性の高いおすすめの鍵について解説!補助鍵や鍵を取り付ける際の注意点も紹介

「防犯設備が大丈夫か心配…」「鍵が古いから交換したいと思っている…」このような悩みについて、すぐに交換するべき古い鍵と、防犯能力の高いおすすめの鍵を解説します。

また、補助鍵の設置と扉以外に鍵を取り付ける必要のある場所、鍵を交換、取り付けを行うさいの注意点もあわせて解説しますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

1.鍵が古いと空き巣に対するリスクが高い

古い鍵をずっと使っていると、鍵の交換や補助鍵をつけなければ空き巣に入られるリスクが高くなります。

古い鍵だとピッキングが容易なうえ、ピッキングに必要な道具が小さく、持ち歩いても怪しまれづらいからです。

また、古い鍵は鍵自体が劣化している場合があり、力技で破壊される可能性もあります。

「警察庁」のホームページでは、2〜5分以内に解錠できなければ空き巣の70%が家への侵入をあきらめるとの記載があります。

なので、解錠するのに5分以上かかるのが、防犯能力の高い鍵の基準です。

しかし、古い鍵は5分以内に解錠されるリスクが高く、空き巣被害にあいやすい鍵だと言えます。

古い鍵を使い続けている場合は、防犯性の高い鍵との交換や補助鍵を取り付けるだけで、空き巣被害にあうリスクがグッと低くなります。

2.すぐに鍵交換をするべき防犯性の低い鍵を紹介

具体的にピッキング被害に会いやすい古い鍵は下記の3つです。

  • ディスクシリンダー
  • ピンシリンダー
  • ECシリンダー

それぞれの特徴を解説します。

ディスクシリンダー

内筒のタンブラーが鍵の形状と一致すると、回転し解錠するタイプの鍵です。

1970年代に多く製造され、アパートやマンションだけでなく戸建て住宅にも多く使用されていました。

出回った数が多いうえ、ピッキングが容易な鍵です。

特徴として鍵の持ち手に「MIWA」か「H248」と刻印があります。

ピンシリンダー

名前のとおりピン状のタンブラーをしている鍵です。

ディスクシリンダーと同様に、アパートやマンション、戸建て住宅に多く使われていて出回った数の多い鍵です。

最新式の場合、ピッキングはほぼ不可能ですが、古いタイプと見分けがつかないので、鍵屋さんに確認してもらうか鍵交換をおすすめします。

ECシリンダー

戸建て住宅や公営住宅に多く使用された鍵です。

特徴として鍵についている磁石の磁気を利用して開閉します。

ピッキングには比較的強いですが、磁気を感知する機械を使用されると、容易に合い鍵が作れます。

3.防犯性の高い鍵の特徴

防犯性の高い鍵の特徴は解錠までに最低5分以上の時間がかかり、「CPマーク」が記載されている鍵です。

「警察庁」によると、解錠までに5分以上かかる場合は70%の空き巣があきらめるとの記載があり、5分間を耐えうるかどうかが基準とされています。

また、「CPマーク」とは「防犯性の高い建築部品」につけられるマークで、「警察庁」や「国土交通省」、「経済産業省」を中心に、建物への侵入犯罪を防ぐための方針としてつけられたマークです。

そのため、「CPマーク」が記載されていて、空き巣の解錠から5分以上の耐久力があれば、防犯性の高い鍵と言えます。

4.防犯性の高い最新の鍵を紹介

防犯性の高い鍵は下記の4つです。

  • ディンプルキー
  • リモコン式
  • スマートキー
  • 暗証番号式

それぞれの特徴を解説します。

ディンプルキー

ディンプルキーは鍵の表面にくぼみがつけられている鍵です。

シリンダーキーの多くは鍵の側面や鍵先にのみギザギザが付けられているのに対して、表面にくぼみをつけることでシリンダー内の配列を複雑化させています。

また、くぼみにも大きさや深さなど変化もつけやすく、ピッキングに対して高い防犯効果が期待できます。

反対に、鍵の形状が複雑なので複製を作る場合は、ホームセンターなどでは出来ない場合が多いです。

鍵をなくした場合や複製を作りたい場合は、鍵屋さんに依頼しましょう。

リモコン式

リモコンを使って遠隔で鍵の解錠を行うタイプです。鍵穴がないのでピッキングの心配がなく、屋外に長時間放置する場合のある車の鍵にも使用されているので防犯能力が高いと言えます。

また、車の鍵がリモコン式の方であれば、使用する感覚に違和感はないでしょう。ただし、リモコンの電池が切れてしまうと、施錠や解錠ができなくなる場合もあります。定期的に交換するか、非常用シリンダーが内蔵されているタイプを選びましょう。

スマートキー

スマートキーはスマホやICカード、指紋や音声などで解錠するタイプの鍵です。リモコン式と同様に鍵穴がないので、ピッキングに対する防犯能力が高いです。

最大のメリットとして、鍵を紛失するリスクがグッと減ります。指紋や声帯などの生体認証タイプはあなた自身が鍵になり、普段から持ち歩くスマホや財布やスマホケースにしまえるICカードが鍵になるからです。

特にスマホタイプは遠隔で操作ができるタイプもあり、帰宅直前に事前に遠隔で解錠したり、家族や友人にスマホをとおして鍵の受け渡しが可能です。

暗証番号式

事前に登録した暗証番号で解錠するタイプです。ボタン式とタッチパネル式の2パターンがあります。リモコン式、スマートキー同様鍵穴がないので防犯能力が高く、鍵を持ち歩く必要がないので紛失予防にもなります。

ただし、ボタン式は使用しているボタンだけが早く劣化したり、暗証番号式は使っているボタンのみ数字がかすれたり指紋が残ったりするので注意が必要です。

対策として暗証番号の桁数を多く設定できるタイプや、配置される数字がランダムになるタイプがおすすめです。

5.防犯性をアップさせるには補助鍵の併用がおすすめ

補助鍵を設置するだけで防犯効果がグッと高くなります。

「警視庁」のホームページによると、解錠に5分以上かかる場合は空き巣の70%があきらめると記載があるので、いかに空き巣に時間をかけさせるかがポイントです。

補助鍵を設置すれば、空き巣が鍵を開けるために必要な時間が増えるので、高い防犯効果が期待できます。

また、賃貸物件で勝手に鍵の交換ができない場合も、補助鍵であれば工事の必要がなく設置できる物もあるのでおすすめです。

6.補助鍵の設置タイプを紹介

補助鍵には設置する場所によって下記の3タイプに分類できます。

  • 外付けタイプ
  • 内付けタイプ
  • 面付けタイプ

設置する場所や特徴が違うので、それぞれ詳しく解説します。

外付けタイプ

名前のとおり扉の外に取り付けるタイプの補助鍵です。

扉の外に補助鍵が見えているので、視覚的にも防犯効果が期待できます。

扉にしっかりと固定するタイプの他に、扉に挟んで設置する簡易的な補助鍵もあるので、賃貸物件など勝手に工事が出来ない方にもおすすめです。

しかし、デメリットとして外側からしか解錠できない補助鍵もあるので、家族など同居人がいる場合は閉じ込めてしまう可能性があります。

内付けタイプ

内付けタイプは扉の内側に取り付けるタイプの補助鍵です。外側からは見えないので、外観を損なわずに取り付けできます。

また、外側からどこに補助鍵が設置しているかわからないため、防犯効果はとても高いです。

また、高価になりますがリモコン式で遠隔で鍵の開け閉めができるタイプもあります。

面付けタイプ

扉に穴をあけて両側からネジなどで固定するタイプの補助鍵です。外付けタイプと同じように外観からわかるので、視覚的な防犯効果も高いです。

ロックしている部品が扉の中ではなく室内側にあるので、鍵や扉の破壊に対して高い防犯効果を発揮します。

また、扉の内側と外側両方から鍵の開閉が可能です。ただし、扉に穴をあける工事が必要になるので、賃貸物件に取り付けるさいは必ず大家さんや管理会社に許可を取りましょう。

7.防犯鍵を取り付けるのは扉だけでは不十分

防犯鍵を取り付けるのは扉だけでなく窓にも必要です。実は、窓鍵によく使われている三日月型の鍵は、厳密には鍵ではなく窓の密閉性を高めるために作られた金具です。金具なので窓ガラスに手が入る程の穴を開けられると、簡単に解除されてしまいます。

また、空き巣の侵入経路としてもっとも高いのは鍵のかけ忘れた玄関で、次に高いのが窓からの侵入です。

実際に「警察庁」のデータによると空き巣が窓から侵入するケースは、戸建て住宅では約30%、3階以下では22%、4階以上で13%となっています。

むしろ玄関鍵のかけ忘れを除くと1番高い割合であり、玄関だけでなく窓の防犯鍵こそ強化するべきだと言えます。

8.防犯性の高い窓の鍵を紹介

後付けできるおすすめの窓の鍵は下記の3つです。

  • シリンダー式クレセントキー
  • ダイヤル式クレセントキー
  • ストッパータイプの補助鍵

それぞれ解説します。

シリンダー式クレセントキー

窓の鍵自体に鍵穴がついていて、セットになっている鍵を入れると開閉できるタイプです。

窓を1部割られても鍵がないと解除できないので、防犯能力が高いです。ただし、窓の開閉のたびに鍵の開閉が面倒なのと、鍵をなくすと開閉ができなくなります。そのため、普段あまり開閉しない窓におすすめです。

ダイヤル式クレセントキー

窓の鍵にダイヤル式の番号がついており、設定された番号に合わせると解錠できるタイプです。別に鍵を用意する必要がないので、鍵の紛失の心配がありません。

ただし、毎回番号を回しておかないと防犯性が低くなるので、少し手間に思われるかもしれません。

ストッパータイプの補助鍵

レールにはめ込んだり、両面テープで固定するタイプです。ワンタッチでストッパーの施錠、解錠が可能なので、とても扱いやすいのが特徴です。

また、設置も簡単で工事も必要ないタイプが多く、手軽に取り付けできます。

ただし、窓の種類によっては取り付けできなかったり、両面テープタイプは経年劣化で取れやすくなるなどのデメリットがあるので注意して下さい。

9.鍵交換や補助鍵を取り付けるさいの注意点

鍵の交換や補助鍵を取り付けるさいの注意点は下記の3つです。

  • 賃貸の場合は大家さんや管理会社に確認する
  • 扉の種類を確認する
  • 扉の開き方を確認する

それぞれ詳しく解説します。

賃貸の場合は大家さんや管理会社に確認する

鍵の交換はもちろん補助鍵であっても取り付ける場合は、事前に大家さんや管理会社に確認しましょう。

取り付ける鍵の種類によっては、扉に穴を開ける工事が必要になる場合があるからです。

また、「火災が発生している」「住人と連絡が取れないと通報があった」などの緊急時にかぎり、大家さんや管理会社がマスターキーや合鍵を使って扉をあける場合があります。

勝手に鍵交換や補助鍵を取り付けてしまうと、扉の修繕費用の請求や契約違反によるトラブル、緊急時に扉があかなくて被害が広がる原因になってしまいます。

そのため、鍵交換や補助鍵を取り付けるさいは、大家さんや管理会社への確認と許可をもらいましょう。

扉の種類を確認する

必ず扉の種類を確認して下さい。扉によってはドアの外枠と扉が被さるタイプがあります。鍵の種類によっては取り付けが出来ない場合があります。

扉の開き方を確認する

扉の開き方も忘れずに確認して下さい。扉の開き方には外開きや内開き、スライドさせる引き戸があるからです。

基本的に日本の住宅は外開きが一般的で、内開きはほとんどありません。だからこそ多くの鍵が外開き用に作られているので、引き戸や内開きには適していません。

そのため、必ず扉の開き方を確認しましょう。

10.鍵交換や補助鍵の設置は鍵屋さんに依頼するのがおすすめ

自分でも鍵交換や補助鍵の設置は可能ですが、鍵屋さんに依頼するのがおすすめです。

上述したとおり、鍵交換や補助鍵を設置するためには、確認するポイントや適切な鍵選びなど、意外と面倒が多いからです。

実際に、間違った鍵を買ってしまうと時間とお金が無駄になるだけでなく、合っていない鍵を中途半端に取り付けることで本来の防犯能力が発揮されない可能性もあります。

鍵屋さんに頼めば、適切な鍵選びから設置までしてもらえるので、無理をせずプロに頼むのがおすすめです。

11.札幌周辺にお住まいなら「札幌のカギ屋さん」におまかせ

札幌周辺にお住まいであれば「札幌のカギ屋さん」にお任せください。

鍵の修理や交換、解錠から取り付けまで見積無料でご相談いただけます。

また、断熱目的などの分厚い扉などの、雪国ならではのトラブルへの対応もお任せください。

地域密着だからこそできる北海道専門店の知識で、お客様をお助けします。

まとめ

この記事では防犯性の高い鍵への交換、取り付けについて解説しました。古いタイプの鍵は、空き巣に入られるリスクがとても高いので、鍵効果をおすすめします。新しい鍵の選択基準は解錠までに5分以上の耐久力があるものです。あわせて、補助鍵の取り付けも防犯効果をアップさせるために有効です。

また、玄関扉だけでなく窓にも防犯鍵を取り付けましょう。賃貸物件で鍵交換や補助鍵を取り付けるさいは、大家さんや管理会社への確認が必要です。

他にも扉の種類や扉の開き方の確認もしましょう。鍵の交換や取り付け、鍵選びは失敗も多いので、鍵のプロである鍵屋さんに頼むのがおすすめです。

札幌周辺にお住まいであれば「札幌のカギ屋さん」にお任せください。