玄関の鍵が開かない時の原因と対処法について解説!やってはいけない事や賃貸での対処法も紹介します

玄関の鍵が開かない時の原因と対処法について解説!やってはいけない事や賃貸での対処法も紹介します

「玄関の鍵を回すときに違和感がある…」「鍵の修理や交換を考えているけど、値段相場もわからないし迷っている…」「鍵の修理や交換をしたいけど、賃貸だから勝手にやっていいのかわからない…」このような疑問や悩みに応える記事です。

この記事では、玄関の鍵が開かない時の原因と対処法、やってはいけない事や賃貸物件での対処法、日々のメンテナンスから鍵の修理や交換の値段相場もあわせて紹介いたします。

この記事を読めば、玄関の鍵の調子が悪くなっても、焦らずに対応できるようになります。

また、余計なトラブルや事態を悪化させなくてすむので、ぜひ最後までお読みください。


目次

1.玄関の鍵が開かない時によくある状況

玄関の鍵が開かない時のよくある状況は下記の6つがあげられます。

  • 鍵が回らない
  • 鍵の抜き差しができない
  • 鍵が空回りする
  • 鍵が中で折れる
  • 差し込んでいる鍵が違う
  • タッチパネルや磁気パネルが反応しない

症状が軽度な場合や簡単なメンテナンスであれば、後述する方法を用いて自分で対処をすれば改善される場合があります。

しかし、対処法はあくまで一時的でしかないので、基本的には鍵屋さんに依頼して鍵の交換、修理をしてもらいましょう。

2.鍵が開かない時の原因

よくある鍵が回らない原因と対処法は、下記の9つです。

  • 鍵穴に異物が詰まっている
  • 鍵穴の老朽化
  • 鍵が変形している
  • 鍵やドアの位置ずれ
  • 潤滑材が劣化、不足している
  • 鍵が中で折れた
  • 鍵の電池切れ
  • セキュリティー機能が働いている
  • 鍵をなくした

鍵が開かない時の原因を、それぞれ詳しく解説いたします。

鍵穴に異物が詰まっている

鍵穴に異物が詰まっていると、鍵が開かない原因になります。鍵穴に異物が詰まると、鍵と内部のシリンダーの接触に干渉してしまっている、鍵を奥まで差し込めなくなるからです。

実際に、鍵穴は屋外に設置しているため、ほこりや砂が入り込みやすいです。他にもお子さんがいる家庭では、ガムや木の枝などをいたずらで入れてしまう場合があるでしょう。

また、汚れの付いた鍵を鍵穴に入れると、鍵穴に異物や汚れがたまる原因になります。

鍵穴に異物が詰まったまま無理やり使用していると、異物を奥に押し込めて余計に悪化させる、シリンダーの破損にもつながります。

鍵の老朽化

鍵が老朽化すると鍵が開きづらくなります。長年使い続けていると、鍵穴のシリンダーが摩擦やサビによって老朽化するのが原因です。

また、鍵の先端やギザギザが使用しているうちに、摩耗して鍵穴と合わなくなったり、他の鍵と一緒にキーケースにまとめたりする場合は、鍵同士がぶつかって劣化します。

実際に、鍵の交換時期は10年程と言われているので、10年以上鍵交換をしていない場合は鍵が老朽化している可能性があるでしょう。

10年以上使い続けている場合は、セキュリティー面も考慮して鍵の交換をおすすめします。

鍵が変形している

鍵が変形してしまうと鍵が開かない原因になります。

鍵は思っている以上に繊細です。目で見てもわからないレベルの変形であっても、かみ合わせが悪くなります。

実際に、ホームセンターなどで鍵を作った場合は、素材が真ちゅう性などの比較的柔らかい金属なので変形しやすいです。

他にも、ぶつけた反動で鍵の先端が微妙に欠けてしまったり、おしりのポケットに入れたまま長時間座り続けると、体温と体重によって変形したりする原因になります。

また、変形している鍵を無理やり使い続けると、鍵穴や内部のシリンダーが破損して、より悪化させるリスクがあります。

鍵やドアの位置ずれ

鍵やドアの位置が経年劣化でずれてしまうのが原因です。鍵やドアがずれてしまうと、鍵の受け皿と鍵の飛び出す部品が干渉してしまい、鍵が回らなくなります。

実際に、扉を開けた状態で鍵の開閉ができるのであれば、鍵やドアの位置がずれている可能性が高いです。

特に、古くなった鍵や扉は経年劣化などの原因で、微妙にずれてしまいます。ずれた状態で無理やり使い続けると、鍵だけでなく扉にも負担をかけるので、扉の故障にもつながります。

潤滑油が劣化、不足している

潤滑油が劣化、不足していると鍵の回りが悪くなり、最終的には鍵が開かなくなります。

潤滑油が機能していないと摩擦が強くなり、鍵やシリンダーが摩耗するからです。実際に、定期的に鍵に潤滑油をかけている方は少数で、多くの方は鍵のメンテナンスをしていないでしょう。

また、潤滑油が劣化、不足すると、サビの原因にもなり鍵の寿命も早まります。

鍵が鍵穴の中で折れた

当たり前ですが、鍵が鍵穴の中で折れた場合は開きません。鍵は金属でできているので、金属疲労が原因で折れてしまいます。

実際に、細長い形状の鍵に対し、ひねる力が加えられるからです。すると、持ち手の大きい部分と差し込まれる細い部分の境目に強い負担がかかり、鍵が折れてしまいます。

また、鍵穴に異物が詰まっている、サビていると抵抗が大きくなるので、鍵が中で折れるリスクも高まります。

電池切れ

電子タイプの鍵を使っている場合は、鍵の電池が切れている可能性があります。電池タイプであれば電池の交換で解決しますが、家の中から直接電力供給をしているタイプだと、家や地域が停電した場合でも連動して鍵が開かなくなります。

また、電子タイプの鍵は一般的な鍵と比較して寿命が短い傾向があるので、電池切れだけでなく、電源供給コードの接触不良や基盤の経年劣化も、鍵が開かない原因です。

セキュリティー機能が働いている

セキュリティー機能が働いていて鍵が開かない可能性があります。セキュリティー機能とは電子タイプの鍵によく搭載されている「◯回以上連続で間違えると、一定時間再入力ができなくなる」システムです。

よくあるのが、勘違いや酔っぱらって違う番号を押してしまっている場合です。他にも、電子鍵が劣化すると接触不良がおきて、入力した番号が正しく認識されない場合もあります。

また、お子さんがいる家庭では、子供がいたずらで違う番号を何度も入力している可能性もあるでしょう。鍵のタイプにもよりますが、急ぎでなければ一定時間待つか、集合住宅であれば電子キーを管理している管理会社や警備会社に連絡しましょう。

戸建ての場合は鍵屋さんに依頼するのが有効です。

3.鍵が開かない時の対処法

鍵が開かない時の対処法は下記の6つです。

  • 鍵と鍵穴を掃除する
  • 潤滑油を入れる
  • 違う鍵を使ってみる
  • 鍵や扉のネジを調節する
  • 大家さんや管理会社に連絡する
  • 鍵屋さんに依頼する

鍵が開かない時の対処法をそれぞれ詳しく解説します。

鍵と鍵穴を掃除する

まずは、鍵と鍵穴を掃除しましょう。パソコンのキーボードや基盤を掃除するエアダスターを使って鍵穴を掃除する、掃除機で汚れを吸い取ると効果的です。

もしガムや木の枝など大きめのゴミが詰まっている場合は、自分で取ろうとするのはやめましょう。無理に引き抜こうとするとシリンダーや差し込み口が破損して、状況が悪化する可能性があるので、必ず鍵屋さんに依頼してください。

また、鍵の掃除は必ず柔らかい清潔な布で行ってください。硬い布で強くこすると傷がついて鍵が合わなくなる、余計に汚れがついて詰まりを悪化させてしまいます。

潤滑油を入れる

潤滑油を入れると、鍵が回りやすくなります。潤滑油を入れると滑りをよくするだけでなく、サビの抑制にも効果が期待できるので効果的です。

他にも、鉛筆の芯も潤滑油の代用として使用できます。鉛筆に含まれる亜鉛が潤滑油の代わりになるからです。鍵穴の付近や鍵のギザギザした部分にこすりつけてください。ただし、HBなど硬い芯だと傷を付けるリスクがあるので2B以上の柔らかい鉛筆で行いましょう。

また、潤滑油を入れるさいは必ず上述した清掃をしてからにしてください。汚れている状態で潤滑油を入れると、中の汚れが固まってしまい詰まりの原因になる場合があります。

さらに、潤滑油を使用するさいは必ず鍵用の潤滑油を使用してください。鍵用でない潤滑油を使用すると、油の酸化が早くべたつくのでゴミが余計に付着する原因になります。

違う鍵を試してみる

スペアキーや合鍵など普段使っていない鍵を試してください。問題なく鍵が回るようであれば、鍵の変形が原因の可能性が高いです。

変形した鍵を無理やり使い続けると、鍵穴のシリンジにもダメージをあたえてしまい、鍵自体の故障につながります。鍵が変形している場合はスペアキーをメインで使うか合鍵を作成して使用しましょう。

鍵や扉のネジを調節する

鍵の受け皿についているネジや、扉の蝶番をドライバーで少し緩めると、改善される場合があります。引き戸の場合は扉が干渉してしまいネジの調節が難しいので、扉の高さを調節してください。

しかし、本格的に位置がずれている場合は付けなおす必要がある、ドアの歪みが原因の場合は自分で直すのは、かなりのリスクと手間がかかります。

また、鍵や扉を傷つける可能性があるので、賃貸物件の方にはあまりおすすめできません。

そのため、基本的には鍵屋さんに頼むのがベストです。

大家さんや管理会社に連絡する

賃貸住宅にお住まいの場合は、まず大家さんや管理会社に連絡しましょう。鍵をなくした場合はスペアキーで開けてもらえる可能性があります。修理、交換が必要になったさいも、費用の負担は契約内容によりますが、大家さんが負担してくれる場合もあります。

また、修理や交換が必要なさいに勝手に行ってしまうと、契約違反など余計なトラブルに発展しかねません。賃貸住宅にお住まいであれば、鍵屋さんに連絡するついでに大家さんと管理会社にも連絡しましょう。

鍵屋さんに依頼する

鍵屋さんに依頼するのが一番おすすめで間違いがありません。鍵屋さんは毎日鍵のトラブルを解決している鍵のプロだからです。上述した対処法でも効果はありますが、あくまでも一時的な対処法でしかありません。

騙し騙し使っていても、いずれは修理や交換が必要になります。鍵屋さんであれば故障の原因の発見から、修理や交換の対応まで全て任せられるのでおすすめです。

札幌周辺にお住まいであれば、「札幌のカギ屋さん」にお任せください。

お見積無料で相談に伺います。

地域密着型なので北海道特有のトラブルである、断熱効果の高い厚い扉の対応も可能です。

4.鍵をなくした場合の対処法

鍵をなくした場合の対処法は、下記の4つです。

  • 賃貸住宅の場合は大家さんや管理会社に連絡する
  • 鍵屋さんに開けてもらう
  • 警察に紛失届を出す
  • 鍵の交換に各種保険が適応されるか確認する

鍵をなくした場合は、焦ってしまい適切な行動ができない場合が多いです。

余計なトラブルや費用を抑えられる可能性があるので、鍵をなくした場合の対処法をそれぞれ詳しく解説します。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社に連絡する

鍵をなくした場合は、まず大家さんや管理会社に連絡してください。スペアキーやマスターキーを持っていて、一時的に開けてもらえる可能性があるからです。

また、なくした鍵が見つからなくて鍵の交換をする場合も報告が必要なので、結局は連絡する必要があります。

特殊な鍵で交換やスペアキーの作成が難しい場合でも、提携の鍵屋さんがいてスムーズに依頼できる場合があります。少し気まずいかもしれませんが、鍵をなくしたらすぐに大家さんや管理会社に連絡しましょう。

鍵屋さんに開けてもらう

もしスペアキーやマスターキーがないのであれば、鍵屋さんに開けてもらいましょう。

鍵屋さんであれば、多くの鍵を開けてもらえます。ただし、磁気タイプやICカードタイプなどの防犯性の高い鍵の場合は、鍵屋さんでも開けられない場合もあります。その場合は、鍵を破壊して開けてもらうしかないので注意してください。

また、鍵屋さんに開けてもらうには身分証が必ず必要になります。身分証がないと本当にお住まいの住人か判断できないからです。鍵屋さんに依頼を考えているのであれば、電話で状況や鍵の種類についても相談できるので、一度鍵屋さんに連絡を取って相談するのがおすすめです。

警察に紛失届を出す

鍵をなくした心当たりがある方は、近くの交番で紛失届を提出しましょう。紛失届を記載するさいは、なるべく細かく多くの特徴を記載するのがポイントです。多くの鍵は特徴に大きな違いがないので、鍵の形だけでなくキーホルダーやキーケースの色や形も大きな判断材料になります。

ただし、ディスクシリンダーキーやピンキーなどの防犯性の低い鍵の場合は、鍵交換をおすすめします。なぜなら、交番に届いてもすでに合鍵を作られている可能性があるからです。防犯性の低い鍵はホームセンターなどで数時間あれば複製できてしまいます。そのため、古くて防犯性の低い鍵をなくしたのであれば、鍵の交換をおすすめします。

鍵の交換に各種保険が適応されるか確認する

鍵の交換が必要になったさいは、加入している保険が鍵の交換に適応されるか確認しましょう。火災保険や入居時に入るサポート型保険などで、鍵の交換費用が適応されるケースがあります。

各種保険に加入しても、見直しは後回しにしがちになるものです。すると、何が補償されるのか忘れてしまう場合があります。鍵の交換となると安いものでも10,000〜30,000円、高い物だと20,000~100,000円とそれなりの費用がかかります。

そのため、無駄な出費を抑えるためにも、保険に加入している場合は保険会社に確認してみましょう。

5.鍵が開かない時にやってはいけないこと

鍵が開かない時にやってはいけないことは下記の3つです。

  • 細長い棒を鍵穴に突っ込む
  • 強引に鍵を回す
  • 鍵用ではない潤滑油を使用する

鍵が開かない時にやってはいけないことをそれぞれ詳しく解説します。

細長い棒を鍵穴に無理に突っ込む

掃除や異物除去が目的で細長い棒を鍵穴に入れることはやめてください。逆にゴミを奥に押し込むと、中で棒が折れて残ってしまう可能性があります。最悪の場合、鍵穴内部のシリンダーやピンが破損して事態を悪化させてしまうでしょう。

また、ヘアピンや針金などでピッキングを試みるのもやめてください。基本的にピッキングは技術がなければできません。外見からも怪しく見えるので、誰かに見られた場合に警察に通報されるなど、余計なトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

最悪の場合、鍵自体を壊してしまうリスクもあるため、絶対にやめましょう。

強引に鍵を回す

鍵が引っかかる違和感があるのを無視して、強引に回すことはやめてください。鍵が曲がったり折れたりする原因です。

また、シリンダーなどの内部パーツも破損するリスクもあります。鍵が中で折れている、シリンダーが破損した場合は、鍵屋さんに依頼して鍵を交換しなければなりません。

鍵交換になると余計な費用がかさむうえ、賃貸住宅の場合大家さんや管理会社とのトラブルに発展する可能性があります。そのため、鍵の開閉時に違和感があった場合は、強引に鍵を回す前に鍵屋さんへ連絡してください。

鍵用ではない潤滑油を使用する

鍵用ではない潤滑油を鍵穴に入れることはやめてください。特に、KURE‐556など工業用潤滑油は、自転車や工具のメンテナンス用にご家庭に置いている方も多いでしょうが、鍵穴には使用しないでください。

鍵用ではない潤滑油でも一時的な効果は得られますが、油がべたつきやすいので、ほこりやゴミが鍵穴に詰まる原因になります。べたついた汚れが蓄積すると分解洗浄しても綺麗にならず、鍵の交換をしなければなりません。

6.鍵を維持するためのメンテナンス方法

鍵を長期維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。

具体的なメンテナンス手順は下記のとおりです。

  1. 鍵穴をエアスプレーや掃除機で掃除する
  2. 鍵用の潤滑油を入れる
  3. 鍵についているネジが緩んでいないか、チェックする

詳しいやり方は上述した「鍵が開かない時の対処法」と同じで問題ありません。

頻度としては1~3ヵ月に1度が目安です。

しかし、使用して10年を超える場合は、鍵交換をおすすめします。なぜなら、一般的に鍵の寿命が10年程と言われているのと、10年たてば新しい防犯性の高い鍵が出ている可能性が高く、防犯強化にもつながるからです。

ただし、10年で交換だからと何もしないと、鍵の寿命が短くなり余計な修理費用がかかるので、日々のメンテナンスも大切です。

7.少しでも違和感があれば鍵屋さんへ相談

少しでも違和感がある場合は鍵屋さんに相談してください。

上述した「鍵が開かない時の対処法」はあくまで一時的な対応なので、いずれは鍵屋さんに修理や交換を依頼するはめになります。

また、自分で対処しても上手くいかないと、事態を余計に悪化させるリスクもあります。鍵屋さんであれば適切な対処が可能なうえ、専門的な部品や工具も取り扱いがあるので、色んな事態にも柔軟に対応可能です。

鍵は家への侵入を防ぐ大切な防犯アイテムなので、様子見をせずに鍵屋さんへ相談しましょう。

8.鍵の修理、交換の相場

鍵の修理の相場は下記のとおりです。

鍵の種類相場
ディスクシリンダーキー2,000~20,000円
ピンシリンダーキー2,000~20,000円
ディンプルキー2,000~35,000円
リモコンキー20,000~100,000円
暗証番号式20,000~100,000円
カード式キー20,000~100,000円
生体認証キー20,000~100,000円
引戸用キー5,000~50,000円

続いて鍵交換の相場は下記のとおりです。

鍵の種類相場
ディスクシリンダーキー10,000~30,000円
ピンシリンダーキー10,000~30,000円
ディンプルキー10,000~30,000円
リモコンキー20,000~100,000円
暗証番号式20,000~100,000円
カード式キー20,000~100,000円
生体認証キー20,000~100,000円
引戸用キー2,500~25,000円

9.賃貸住宅で鍵の修理や交換をする場合の注意点

賃貸住宅で鍵の修理や交換を行う場合は、下記の2つに注意してください。

  • 大家さんや管理会社へ連絡する
  • 鍵の修理や交換費用は誰が負担するのか確認する

この2つを怠ると、余計な費用やトラブルの原因になるので、必ず行ってください。

では、賃貸住宅で鍵の修理や交換をする場合の注意点をそれぞれ詳しく解説します。

大家さんや管理会社へ連絡する

鍵の修理や交換を行うさいは、必ず大家さんや管理会社へ連絡してください。使用している鍵の所有権は、大家さんにあるからです。勝手に鍵交換を行ってしまうと、契約違反など余計なトラブルに発展しかねません。

他にもマスターキーや合鍵の使用ができなくなるため、火災などの緊急時に鍵が開けられなくなり、被害が拡大するリスクをともないます。また、鍵を修理、交換する理由もきちんと伝えましょう。

鍵の経年劣化での交換や特殊な鍵の合鍵作成など、理由によっては大家さん側で対応してもらえる場合があります。余計な費用やトラブルを避けるためにも、大家さんや管理会社への連絡は必須です。

鍵の修理費や交換費用は誰が負担するのか確認する

鍵の修理や交換をするさいは、費用の負担を誰がするのか確認してください。経年劣化などが理由であれば、大家さんが費用を負担してくれる場合があるからです。

実際に、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、借主の故意や過失での消耗は借主が負担し、通常の使用による消耗は賃料に含まれると記載があります。

ただし、入居時の契約内容であったり、交換理由が借主の勝手な理由であったりすれば、費用は借主の負担になります。そのため、鍵の修理や交換をするさいは、大家さんや管理会社へ鍵の修理や交換する理由と共に、費用の負担について確認してください。

10.札幌周辺にお住まいなら「札幌のカギ屋さん」がおすすめ

札幌周辺にお住まいであれば「札幌のカギ屋さん」にお任せください。鍵の修理や交換、解錠から取り付けまで見積無料でご相談いただけます。

また、断熱目的などの分厚い扉などの、雪国ならではのトラブルの対応もお任せください。地域密着だからこそできる北海道専門店の知識で、お客様をお助けします。

まとめ

この記事では、玄関の鍵が開かないトラブルについて、原因や対処法、やってはいけないことについて解説しました。

玄関の鍵が開かない時の原因は下記の9つです。

  • 鍵穴に異物が詰まっている
  • 鍵穴の老朽化
  • 鍵が変形している
  • 鍵やドアの位置ずれ
  • 潤滑材が劣化、不足している
  • 鍵が中で折れた
  • 鍵の電池切れ
  • セキュリティー機能が働いている
  • 鍵をなくした

次に玄関の鍵が開かない時の対処法は下記の6つです。

  • 鍵と鍵穴を掃除する
  • 潤滑油を入れる
  • 違う鍵を使ってみる
  • 鍵や扉のネジを調節する
  • 大家さんや管理会社に連絡する
  • 鍵屋さんに依頼する

対処法はあくまで一時的な対応ですので、少しでも違和感があればすぐに鍵屋さんに依頼してください。

また、玄関の鍵が開かない時にやってはいけないことは下記の3つです。

  • 細長い棒を鍵穴に突っ込む
  • 強引に鍵を回す
  • 鍵用ではない潤滑油を使用する

やってしまうと余計に鍵が壊れてしまい、修理の費用がかさみ交換が必要になるリスクがともないます。また、賃貸住宅にお住まいの場合は、鍵の修理や交換の前に必ず大家さんや管理会社に連絡してください。

契約違反やどちらが費用の負担をするかでトラブルになる可能性があります。

もし、札幌周辺にお住まいであれば「札幌のカギ屋さん」にお任せください。地域密着型なので、雪国特有のトラブルにも対応いたします。見積無料で相談に伺います。まずはお気軽にお問い合わせください。